21世紀は何年~何年?1世紀目の始まりと「’」「s」表記の意味も

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暦・時

歴史書や小説などを読んでいて、「○○世紀ごろ」「○○○○年ごろ」という表記があり、どちらか一方の基準に揃えて考えたい場合、一瞬戸惑うことはありませんか?

現在は21世紀で2024年ですが、基本を覚えておくと迷わずに済むのではないでしょうか。

また各世紀の年の区切りとともに、1世紀目の始まりに関することや、年の「’」「s」表記の意味もこの機会に整理してみました。ご覧ください。

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1世紀の示す年の範囲

「1世紀」は100年間という単位として用いられる場合があります。

(これにならい、50年間を「半世紀」、25年間を「四半世紀」と表す用語もあります。)

また「1世紀」は、西暦を100年ごとの期間として示した「世紀」の一番初めの100年を指す場合があります。

今回は、西暦100年ごとの「世紀」について、1世紀目からみていきます。

各世紀と1桁が1から始まる年範囲

「1世紀」は、具体的には「西暦1年1月1日から100年12月31日まで」を表します。

2世紀は、101年1月1日から始まります。

この要領で、各世紀および年の範囲(期間)は以下の通りです。

1世紀:1年~100年 2世紀:101年~200年
3世紀:201年~300年 4世紀:301年~400年
5世紀:401年~500年 6世紀:501年~600年
7世紀:601年~700年 8世紀:701年~800年
9世紀:801年~900年 10世紀:901年~1000年
11世紀:1001年~1100年 12世紀:1101年~1200年
13世紀:1201年~1300年 14世紀:1301年~1400年
15世紀:1401年~1500年 16世紀:1501年~1600年
17世紀:1601年~1700年 18世紀:1701年~1800年
19世紀:1801年~1900年 20世紀:1901年~2000年
21世紀:2001年~2100年 22世紀:2101年~2200年

21世紀は2001年から2100年まで

西暦2000年を迎えたとき、「ミレニアム」と注目されましたが、この時はまだ20世紀だったのですね。 (ミレニアムは「1000年紀」として0~1000年、1001年~2000年と1000年単位で区切った期間を指します。)

上記の通り、今世紀は2100年(2100年12月31日)まで、次の22世紀は2101年(2021年1月1日)から始まります。

1世紀目が西暦0年からではなく、1年からの始まりであるため、その次の世紀1桁が1年から始まることがわかれば、迷わずに済みそうですね。

とはいえ、なぜスタートが1年からだったのでしょうか?

1年から始まるのは「0」の存在前だったため

1世紀目は、西暦1年から始まることをみてきました。

これは、西暦を制定した時代には「0」という数の概念がまだ存在していなかったため、数字は1から始まると考えられていたことによるもの、と言われています。

吉田洋一著書の「零の発見: 数学の生い立ち」(岩波書店1979年)によると、インドが「数としてのゼロを発見した国」とされ、グプタ朝時代(4〜5世紀)に初めて数学的な意味で「0」が使用され、その後アラビアや各地に広められたとされています。

この暦の数え方の始まりは

ところで、紀元とされる西暦1年は、イエス・キリストの誕生年を元年にしています。

現在2024年ということは、2000年以上用いられている数え方なのでしょうか?

実は西暦という数え方はディオニシウス・エクシグウスによって525年に提案され、532年に初めて採用されたといわれています。そのため、この概念が存在しなかった空白の期間が500年近く存在し、約1500年前から広く用いられるようになったということになります。

それ以前は、どうしていたのでしょうか。

ローマや各地では皇帝が変わるたびに、その在位年数に基づいて年号が設定・変更されていました。その都度1年目から始まることを繰り返すことで、歴史的な記録が非常に複雑になっていました。日本においても、天皇が変わるたびに年号の変更がありますね。

この数え方がヨーロッパで広まり始めたのは10世紀から、世界中に普及し始めたのは18世紀以降といわれています。日本では19世紀に入ってからといわれており、普及には長い時間がかかったことがうかがえますが、計算の便宜上の理由も採用に至った要因の一つではないでしょうか。

年の「’」「s」表記の意味

 

年の表記「’」は1000年と100年の位の略

アポストロフィー「’」は、1000年と100年の位の省略を意味しています。数字の前に配置するのが正しい使い方となります。

〇〇○○年の場合は、「’○○年」です。

例えば、1524年は「’24年」となりますが、同様に2024年も「’24年」と表記されます。そのような場合には、どの年代を指しているのかは文脈から確認する必要があります。(過去の話と現在や未来の話が同時に出てくる内容の時などが該当するかもしれませんが、省略されない記載であることも多いのかもしれません。念のため)

年の表記「s」は年代を指す

年数の後についた「s」は複数形の「s」で、「その年代全体」のことを指します。

その年代全体とは、たとえば「1800s」は1800年代として1800年~1899年までの100年間を、「2010s」は2010年代として2010年~2019年までの10年間を表します。

○○○○s の他にも 〇〇〇〇’s または ○○s および ○○’s  と表記されることもあります。

この場合も「90s 」や「90’s 」は1990年代であることもあれば、1890年代など1000年単位と100年単位が他の年代である可能性もあるため、文脈から確認する必要がある場合も想定しておくとよいかもしれません。

まとめ

「1世紀」は100年間という単位であるとともに、各「世紀」の始まりである「1世紀」目の「西暦1年~100年」の意味があります。

2024年現在は21世紀で、今世紀の期間は2001年~2100年です。

各世紀が0年ではなく「1桁が1年から始まる」と覚えておくとわかりやすくなります。それは、ディオニシウス・エクシグウスによって西暦が制定された時代には「0」という数の概念がなく、1からスタートしていたためです。

その後日本でこの暦が使われるようになったのは、19世紀に入ってからといわれています。皇帝や天皇などの在位期間ごとの名称や数え方も趣深いものがありますが、諸々の計算において便利であることも事実といえましょう。

また表記の仕方にも迷うことのないよう、まとめたものは以下の通りです。

・「○○○○年」を省略して表記する場合は、数字の前にアポストロフィー「’」を用いて「’○○年」となります。

・「○○○○s」や「〇〇〇〇’s」などは年代を表し、その年代に相当する10年間もしくは100年間を指します。

 

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