真冬の候はいつ使える?1月の時候挨拶(上・中・下旬)一覧と文例

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厳寒の候、大寒の候…1月のご挨拶がいつも同じになる時になる方へ。

「真冬の候」も1月中~下旬の寒さの盛りに使えますよ。

お正月やその余韻が残る上旬から寒さのピークとなる下旬まで、1月は時候語が変わりやすい月です。

上・中・下旬に用いる言葉の一覧表、二十四節気の小寒・大寒や寒中との整理とともに、例文や柔らかな言い換えまでご紹介いたします。

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日本で真冬とはいつごろ?

真冬は気象用語ではなく、気象庁・言葉の意味・生活感覚・暦で幅があります。ただ、寒さのピークとしては、一般に1月中下旬〜2月上旬ごろを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

辞書・生活感覚による真冬の目安は?

辞書によると

  • 広辞苑第6版:真冬=「冬の真最中(まっさいちゅう)」
  • 明鏡国語辞典

冬のさなか。冬の最も寒い時期。
▷生活実感としては、小寒から立春前くらいまでをいう。

真冬は「いちばん寒い時期・寒さの底」という表現のため、12月の初冬よりも、年が明けて1月中旬以降のイメージに寄りやすいのが特徴です。

気象庁による真冬の目安は?

気象の区分としての「」は、予報や統計では12月〜2月にあたります。

  • 暦(立冬〜立春前日)とはズレる
  • なかでも、寒さの山場は1月中下旬〜2月上旬になりやすく、生活感覚とも重なりやすい

暦上の真冬は寒中(小寒・大寒)にあたる

二十四節気で見ると、冬は立冬(11月7日ごろ)〜立春の前日(2月3日ごろ)にあたります。

このうち、真冬のイメージに重なるのは、辞書にもみられた通り小寒(1月5日ごろ)〜大寒最終日・立春の前日(2月3日ごろ)です。
また、「寒中」とも呼ばれる期間で、日常的に一年でも冷え込みが厳しく感じられる時期を指して使われていますね。

寒中の詳細に関しましては、寒中はいつ?寒の入りの小寒から大寒までの風習・寒中見舞い・大寒卵はをご覧ください。

真冬は「冬深し」の子季語

俳句の世界では「冬」を初冬・仲冬・晩冬に分け、真冬は晩冬側(小寒〜立春前日あたり)に置かれることがあります。

たとえば、晩冬の季語「冬深し」は「寒さが最も極まる頃」を表し、その子季語(関連語)として、真冬日などと共に列記されます。

  • 真冬=寒さが深まる“冬の底”のイメージ
  • 冬深し=その情景を少し文学的に言い換えた季語

このように捉えると、口語調でカジュアルに言い換える際の言葉選びも、ぐっと広がるのではないでしょうか。

「真冬の候」はいつ使える?1月の目安

真冬の候とは

「真冬の候(まふゆのこう)」は、「冬の真最中で、冷え込みが深まる頃ですね」という季節感を、改まった漢語調で伝える時候の挨拶です。

「候」は、頭語(拝啓・謹啓など)に続く前文で用いるのことで、改まった手紙ほど相性が良い表現です。

「真冬の候」は定番ではないのかも?

1月の時候の挨拶としてよく挙げられるのは、厳寒の候・厳冬の候・寒冷の候・大寒の候などですよね。
ビジネス向けの例文やテンプレートでも、このあたりが主役になりやすい一方で、真冬の候は載っている場合もあるものの、あまり見かけないことの方が多いのではないでしょうか。

そこで、真冬の候を使うときは、「少し柔らかい雰囲気にしたい」「同じ時候語が続くのは避けたい」といった目的で、お相手(社風・役職・文面の硬さ)に合わせて選ぶのがよいでしょう。

目安は「1月中〜下旬」

前章の通り、言葉の意味や生活感覚からも、暦の上で小寒・大寒を迎えるころがちょうど冬の寒さの真っ最中として用いやすい時期です。

真冬の候」は、新年の挨拶(松の内)から過ぎた頃からが使いやすく、概ね寒中のころという目安になります。

  • 1月上旬:新年の空気(松の内)や「寒の入り」に寄せた表現が主役
  • 1月中旬:正月の賑わいが落ち着き、冷え込みが本格化。真冬らしさが出やすい
  • 1月下旬:大寒の頃で、「寒さの底」が意識されやすく、真冬の候もなじみやすい

寒中見舞い・余寒の候および余寒見舞いと「真冬の候」の関係

「真冬の候」や「寒中の候」は、前文(頭語のあと)に置く時候の挨拶です。
一方の寒中見舞いは、年賀状の時期を外したご挨拶や、相手を気遣う「見舞い状」として送る形式で、書き出しも「拝啓」ではなく「寒中お見舞い申し上げます」などにするのが一般的です。
また、時季に合わせた時候語に切り替えることも、重要なポイントになります。

使い分けの目安は次の通りです。

  • 年賀状の返礼が遅れた/事情により年賀状を控えたなど、年始のご挨拶代わりに送る → 寒中見舞い
  • 通常の手紙・メールで、季節感を添えたい → 時候の挨拶(真冬の候/寒中の候 など)
  • 立春を過ぎたら余寒の候や余寒見舞いに切り替える

切替タイミング早見表(2026年)

使い分け いつ使う? 日付の目安 ポイント
寒中の候(時候の挨拶) 小寒〜立春前日(寒中の期間) 小寒:1/5〜節分:2/3(立春:2/4 通常の手紙で背景などに続く前文として
寒中見舞い(見舞い状) 松の内が明けた後〜立春前日に届くように 松の内(関東)1/8~
関西など)1/16 ~
立春前日
2/3頃
書き出しは「寒中お見舞い申し上げます」(拝啓ではなく見舞い状形式)
余寒見舞い(見舞い状) 立春以降~2月中・下旬ごろ 2/4以降(目安:2月末ごろまで、地域により遅めでも) 時候語は「立春の候」「余寒の候」などに切替

その他のポイントとしては、

  • 寒中見舞いは、松の内が明けてから立春の前日までに送るのが一般的です。
    (関東目安:1月8日以降、関西など一部地域:1月16日以降)
  • 先様の松の内がいつまでなのか迷う場合には、1月中旬以降に寒中見舞いとして出す方が、季節の流れに沿いやすくなります。
  • 早めに出す場合も、文中に「松の内が明けましたので」など一言を添えると、唐突さもやわらぎますよ。
  • また、立春前の場合であっても、投函がギリギリになりそうであれば、あらかじめ「余寒見舞い」や「余寒の候」にしておく方が、届く日付によるズレを懸念せずに済むでしょう。

「真冬の候」の文例とポイント

用いる際の留意点やポイント

迷ったら厳寒の候/寒中の候を用いる

真冬の候は「候」が付く以上、きちんとした漢語調として成立した時候語です。

ただ、厳寒の候ほど定番ではないため、お相手が形式や型を重んじる関係(初めての取引先、役所・金融機関など)では、迷ったら厳寒の候/寒中の候を用いるというのも一案です。

一方で、社内連絡・関係が安定している相手やプライベートにおいて、ワンパターンや堅苦しさを少し和らげたい文面であれば、真冬の候を選ぶことでステキに映る場合もあるということです。

こちらの文例は、差し替え前提の内容となっておりますので、以下の文例を参考としてご覧ください。

「~の候」を「~の折/みぎり」も可能

  • 真冬の折:少し柔らかく、手紙らしさも残る
  • 真冬のみぎり:季節の只中を丁寧に表す

「〜の候」→「〜の折/みぎり」にすると、形式は保ちつつわずかに和らぎます。

カジュアルなら口語調に

「真冬」のイメージを残し、文全体は会話に近い温度感にする方が、読みやすくなります。
例えば、

  • 寒さが身にしみる日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。
  • 大寒を迎え、冷え込みがいっそう増してきましたね。
  • 朝晩の冷え込みが厳しく、いかにも真冬の季節となりました。

文例1:取引先など(社外向け)

長年の取引先や、社外文書向けとして

拝啓 真冬の候、貴社ますますご発展のこととお喜び申し上げます。
さて、下記の件につきご連絡申し上げます。
末筆ながら、皆様のご健勝とご活躍をお祈り申し上げます。 敬具

文例2:社内・関係部署など

社内でも部署をまたぐ連絡や、ワンパターンを避け丁寧さを保ちたい案内向けに

拝啓 真冬の候、皆様にはますますご尽力のことと存じます。
早速ではございますが、下記についてご確認をお願いいたします。
寒さ厳しき折、どうぞご自愛のうえお過ごしください。 敬具

文例3:親しい相手への口語調

友人・親戚など親しい相手向けには、口語調で季節感や労いを添えます

拝啓 寒さがいちだんと増して、まさに真冬らしい日が続きますね。お変わりありませんか。
(本文)
あたたかい飲み物でも用意して、ほっとできる時間が増えますように。かしこ(敬具)

1月の時候の挨拶一覧(上・中・下旬)

1月は新年を迎え、お正月から暦の上での冬の最終盤まで、時候語が変わりやすい月といえます。

目安として、通月および上・中・下旬に分けて整理しました。

時期 漢語調(改まった挨拶) 口語調(やわらかい挨拶)
1月全般 厳寒の候/厳冬の候/寒冷の候 寒さ厳しい日が続きますが/春の訪れが待たれる頃となりました
上旬(〜7日頃) 新春の候/初春の候/小寒の候 新年を迎え〜/松の内の賑わいも過ぎ〜/寒の入りを迎え〜
中旬 寒冷の候/厳寒の候/寒中の候/真冬の候 冷え込みが一段と増して〜/寒さが身にしみる日が続きますが
下旬(大寒の頃) 大寒の候/酷寒の候/極寒の候/真冬の候 大寒を迎え〜/寒さがいよいよ本番となり〜

「真冬の候」は、中旬〜下旬に用いられます。

まとめ

1月の挨拶は「新年の華やぎ」と「寒さの深まり」が同居するぶん、言葉選びが難しい月でもあります。
定番だけでまとめるのも良いのですが、少しだけ言い回しを変えたいときに、「真冬の候」を引き出しとして持っておくと、文章が単調になりにくく便利に季節感を表すことができますよ。

  • 真冬の候は、冬の真最中で寒さの深まる時季を表す改まった時候の挨拶
  • 厳寒の候などの定番に比べると控えめのため、先様の状況に合わせて選択を
  • 使う目安は、1月中旬〜下旬(新年の挨拶を過ぎた「寒中」頃
  • 大寒最終日は節分、翌2/3ごろの立春以降は「余寒の候」に切り替え
  • 1月上旬は「新春」「初春」「小寒」など、新年寄りの表現が自然 ※その他一覧表参照を
  • 堅さが気になるときは、真冬の折/真冬のみぎり、または口語調
  • 季語としては「冬深し」の子季語に真冬が挙げられることもあり、言葉の背景を知ると表現が広がる

先様や用途に合わせて、ちょうどよい温度感や労いの一文として、用いてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

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